❇︎見本誌❇︎
約1年2か月前に募集を開始した「気がつけば○○ノンフィクション賞」、記念すべき第1作目の見本誌がとうとう到着いたしました。
サンプルとして数冊届く見本誌
「見本誌」とは、出版物が本屋さんやネット書店に納品される前に届く、完成見本のことです。
見本とは名ばかりに、もはや「本」として完成されたもので、流通するものと何ら変わりはありません。
つまり、流通される前に、同じものを先に刷り上げて、出版社に納品してもらうというものになります。
それだけでなく、本屋さんに本を配っていただける取次業者に、事前に納品する必要があるため、そういう意味でも必須な工程となります。
とはいえ、完成品ではあるため、修正はできません。色をやっぱり直したい、誤植などのミスがあったなど、といったことがあっても、やり直すことはできないのです。
つまりは、作り手として事前に完成品を確認しておきたい、著者や関係者にも店頭に並ぶ前に配本しておきたい、またはメディアなどへの献本もしておきたいといった用途も含めて、先刷りしたものが見本誌ということなのです。
そんなわけで、古書みつけには、ひとまず10冊の見本誌が届けられました。
店頭での宣伝用に1冊確保しつつ、あとは著者やイラストレーター、デザイナー、校正者、最終審査にたずさわっていただいた御三方への発送をいたしました。
今週末にはさらにどっさりと完成品が届くので、そこからはメディア関連への献本にも挑戦したいと考えております。
町の小さな古本屋が挑む、合計376ページのノンフィクション、何卒よろしくお願いします。
「気がつけば生保レディで地獄みた。」
2022年2月22日より募集を開始した、「古書みつけ(気がつけば○○)ノンフィクション賞」の第1回目の受賞作「気がつけば生保レディで地獄みた。」は、2023年4月28日(金)発売です。