1. HOME
  2. お知らせ
  3. 気がつけばコメント欄が200以上となっていた。【第2回公募情報もあり】

気がつけばコメント欄が200以上となっていた。【第2回公募情報もあり】

古本屋が出版社デビューを飾ってから約1か月と少し。

記念すべきシリーズの創刊書籍となった「気がつけば生保レディで地獄みた。」は、発売日当日にAmazonで完売発売二週間で重版出来、続々と取材依頼がやってくるなど、おかげさまで好スタートをきれたということができそうです。

とはいえ、走り始めたことでようやく理解できた出版界のご事情などもあり、まだまだたくさんの読者に届いているといえる状況ではありません。引き続きこの本のこと、この出版社のこと、このシリーズのことを多くの人に知っていただくために、せっせと販促活動につとめたいと思います。

そのひとつというわけではないですが、本日は今回の主題だった「生保レディ」について綴ってみますので、よろしければお付き合いいただけたら幸いです。

Yahoo!のコメント欄が大にぎわい

発売当日に「文春オンライン」でとりあげていただけた記事が、数日で60万PVに達するなど、ネット上で反響のあった「生保レディ」の舞台裏話ですが、6月に入ってからも、「エンカウント」というWebメディアにおいて、「“女を売る雰囲気”も…生保レディーがノルマ至上主義に見た地獄 友達LINEグループ追放の果て」という記事が公開されました。こちら、じつはYahoo!にもとりあげられ、公開された日からコメント欄がにぎわい、気がつけば200コメントを超えるプチ祭りとなっているのです。

「生保レディなんて関係者をことごとく無理矢理に生保に入れて、それが無くなったら首ってことなんじゃないの。世の中でもっともしたくない仕事だよね。」なんていう、まさに本書にも登場してきたエピソードについて触れるようなコメントから、「確かに、体で商売してた人は居たよ。実際、知り合いに居るからね。ノルマの為に取引先の人とって。最低な仕事だと思ったね、あの頃は。そしてバツイチ子持ちの女の哀愁を見た…。」といった、こちらも多かった枕営業にかんするコメントなど、賛否両論ふくめ、様々なご意見が飛び交っています。

なかには奥様が生保レディだったという体験を綴ってくれている方も……。

「「保険のおばちゃん」と言われ、20代後半から妻が2年間務めたが。。確かに給料は高い月もあったが、「自爆」という、自分自身で入る保険の件数も結構ある。 ノルマにあと1本などという時にするらしい。それに客へのプレゼントも自腹。 ディナーショーのチケットまで自腹。マイカー使用なのでガソリン代もバカにならず。。結局、トータルで・・そこらのパート以下の収入にしかならなかった。当然、見切りを付け辞めさせた。その間に稼いだと思われる金は一銭も手元に残らず。簡単に入れる保険会社だが。。確かに入ってからは相当キツイ仕事だと思う。」

本書では、「自爆」という言葉は出てきませんでしたが、皆さん、ノルマを達成するためにあらゆる策をこうじて戦っているのだと思われます。

また、ドラマ化を望む声や、なぜ大手マスコミが騒がないのかということについてのコメントなども印象的でした。

「関テレがドラマ化したら良いんじゃないですか。」

「なぜ、この業界の話が大きな問題にならないのか?と考えると、マスコミに大量の広告を出しているから、という答えになる。なので、民放に期待するのは無理。NHKがジャニーズに続き、問題提起できるかどうか。」

これにかんしては、まさにその通りでして、テレビやラジオ、あらゆる民放系のメディアにアピールをしていますが、箸にも棒にも掛からぬ状況で、取り上げていただけるのは紙媒体やウェブ媒体のみ。それだけ保険業界、というよりも、金融含む「お金」にかんする業界の背後には、とてつもない「深い×不快」闇があるということなのだと思います。

ネットフリックス様、何卒宜しくお願い致します!

ちなみに、こんな投稿もありました。

「昔はよく聞いた職業だし適性が合ってれば稼げると言う話でしたね。なお、生保レディー→生活保護受給者の女性と思い浮かべる人はネットに毒されている可能性があります。」

これ、じつは、知り合いの大学生にまさに同じことを聞かれまして、「生保レディって生保(なまぽ)レディと読むんですか?」と(笑)。

そうか、学生たちにとって、保険はまだこれから知っていく、未知なる商品ということなのですね。

ちょっと衝撃的でしたが、著者の忍足みかん氏も、就職活動に疲れ果ててたどり着いたのが「保険業界」で、声をかけられた当時は保険のことについてはまったく知識ゼロでした(※対照的にしっかり知識フル装備をして臨んでいる学生も登場しています)。

というように、これだけ多くの方が、ウェブ上でご自分の体験やご意見をコメントする様子を見ると、それだけ、「生保レディ」という職業に対して思うところがあるのだなと感じました。

良くも悪くも「生保レディ」に注目が集まり、意見交換が活発になるのは私たちの望むところ。

編集後記にも綴りましたが、「本書は〝みかんちゃん〟から保険業界へのラストラブレター(という名の最後通牒?)だと思っている。この長い長い恋文を世に送り出すことで、少しでも業界、いや、せめて彼女たちを取り巻く人たちの意識だけでも変えるきっかけとなり得るのならば、出版冥利に尽きる。」わけです。

とあるレビューに書かれていたこと

続いて、とあるレビューに書かれていたことについても考えてみたいと思います。

共感してくれる声もあれば、一方で、もちろん、反論も出てくるものですし、そういったお言葉とも真摯に向き合うことで、今後続くシリーズへのブラッシュアップにもなればと思い、受け止めさせていただいています。

そのなかのひとつに、「営業に向いていなかった人の責任転嫁物語」というようなお言葉がありました。

これ、じつはまさにおっしゃる通りでもありまして、著者の体験記を読めば、いかに彼女が営業職に向いていないということがよく理解できます。「作者さん、営業向いてなかったという感想」というレビューもあったので、ツッコミどころとしては、「向いてないんだからさっさと辞めればよかったじゃん!」ということなのだとも思われます。

ただこの物語は、その「辞める」ができない、つまり「辞められない呪縛」なるものを綴った体験記でもあったので、おそらく、今を生きる、働く人たちのなかには、著者の感覚や気持ちに「共感」してくれる人は一定数はいると思われ、そういった方たちに、「ウジウジして辞められなくてもいいんだよ。でもこうやって思い切っちゃうこともできるんだよ」という、勇気のようなものをお届けすることができるのではないかと感じ、この作品を世に送り出しました。

現に、そういったコメントも多く寄せられています。

本は、読み手によってとらえかたが千差万別、イロトリドリに変化して当然です。

だからこそ、ささる方もいれば、ささらない方もいるわけで、この書籍を世に投じたことで、こうやって様々なご意見が出てくるのはとても喜ばしいことであり、さらにYahoo!のコメント欄のように意見交換の場が活性化していってほしいと願っています。

ということで、私自身も、この物語と出会うことで、「保険」というものを考え直すきっかけにもなり、現在、この書籍と「保険」を題材としたイベントも計画中でございます。また、改めてお知らせしますので、ぜひお楽しみにお待ちください。

最後にこの場を借りて、「気がつけば生保レディで地獄みた。」をお読みいただき、賛否さまざまなご意見を発信していただいた方々に、深く御礼申し上げます。(※もう貴重なお時間をさいて読んでくれた事実がうれしすぎます! 面白くなかったという方には申し訳ない気持ちでいっぱいでもあります。次作をお楽しみにお待ちください)

本当にありがとうございました!

第2回「気がつけば○○ノンフィクション賞」も募集中

そして、本の巻末にも公募について書かれていたり、すでに、当ホームページ上でも発表しておりますが、第2回の公募も開始しています。

第2回「気がつけば○○ノンフィクション賞」/原稿募集(締切:2023年12月31日)

もちろん、まだ始まったばかりなので1作品もご応募はありませんが、去年の166本という数字を上回るご応募があることを期待しております。

ちなみに、「気がつけば生保レディで地獄みた。」のご感想を頂戴しながら、改めて、「古書みつけ」で出版していきたいと思える作品はどんなのものなのか、が見えてきましたので、それについても少しだけ綴らせてください。

箇条書きします!

①ノンフィクションシリーズなので実話に限る

②どんなに拙くてもよいので著者が自分の言葉で綴る

③読みたいのは着飾った文章ではなく等身大のあなたの言葉

④題材はお仕事だけとは限らない

⑤吐き出さずにはいられない切実な思い

といったところでしょうか。

もともと沢木耕太郎氏のノンフィクションが大好物な私なので、いまだに小説よりもノンフィクションを読みがちです。

たとえばですが、沢木氏の「人の砂漠」(沢木耕太郎/新潮文庫)に収録される「屑の世界」は、沢木氏が屑屋と呼ばれる世界に自ら潜入し、自身が触れたこと、感じことをルポルタージュしています。沢木氏の場合は、それを生業にするというよりも、ルポを書くために潜り込んだため、「気がつけば」の枠に入れることは難しいかもしれませんが、もしこれが仮に、流れ流れてたどり着いた屑屋の世界だったとすれば、「気がつけば屑屋の世界で七転八倒。」みたいなタイトルをつけることができるのではないかと思います。

また、当店「古書みつけ 浅草橋」がある「柳橋」という土地は、かつて花柳界として一世風靡したエリアでもあり、その花街を題材とした「流れる」(幸田文/新潮文庫)という小説があります(※人の砂漠同様に新潮文庫!)。

これは、著者である幸田文が実際に柳橋の花街の置屋に女中として潜り込み、そこで体験したことをもとの綴った小説で、フィクションな部分もあるにせよ、これも「気がつけば芸者置屋の女中となっていた。」というようなタイトルをつけることができそうです。

このように、挙げだしたらキリがないのですが、世の中には「気がつけば○○」な題材がたくさん転がっていると思います。

私自身、現在は、「気がつけば四姉妹の父になっていた。」状態ですし、「気がつけば長女のいじめ問題で学校と戦っていた。」状態であったりもします(※いじめ問題は学校側にスルーをきめこまれ、次なるステップをどうするか考え中)

「生きる」ということは、とてつもないエネルギーを消費することですし、世の中はますます〝生きづらく〟なっていくことは間違いありません。

そんななか、マイノリティな世界を生きる〝声なき声〟を拾い、本という形にして届けることで、少しでも同じような境遇にいる人たち、同じような気持ちでいる人たちに、エールをおくることができたらという思いで、「気がつけば○〇」をシリーズ化することに決めました。

より具体的な声明文のようなものは以下に綴っていますので、よかったら参考にしてみてください。

【古書みつけ宣言】声なき声に耳を澄ませば……絶望に効く生き方

そして、現在、すでに第1回目の公募作品のなかから、できたら書籍化したいと考えている作品については、作家さんと編集者としてのお付き合いをさせていただき、「気がつけば○○」の第2弾もしくは第3弾として発表できるように動いていたりします。(※Amazonですでに2と3についての情報が掲載されていますがまだ確定ではありません)

今回の第2回目の公募の受賞作については、締め切りが2023年12月31日となりますので、そこから順当に審査を重ねていけば、おそらく世に出るのは、2024年の初夏ごろ、まさに今くらいではないかと考えています。

ですので、第2回公募作品の前に、可能であれば1~2作品ほどをリリースできたらという思いで進めていますので、そちらの行方も追いかけてもらえたらうれしいです。

第2回公募作たちは、夏休みが終わるくらいからボチボチやってくるのかな? というイメージですが、これから、たくさんの「気がつけば」との出会いを楽しみにしています。

「気がつけば生保レディで地獄みた。」とは?

第1回「気がつけば〇〇ノンフィクション賞」受賞作品「気がつけば生保レディで地獄みた。」のランディングページには、本の内容だけでなく、出版に至るまでの様子をプレイバックできるように、関連記事を一覧化させておりますので、こちらからさらなる詳細をご確認ください。

「気がつけば生保レディで地獄みた。」2023年4月28日発売決定!

予告ムービーもあります!

 

町の本屋さん「古書みつけ 浅草橋」

「気がつけば生保レディで地獄みた。」および、この賞のルーツともいえる「気がつけば警備員になっていた。」の2冊にかんしては、出版社でもあり古本屋でもある「古書みつけ 浅草橋」の店頭でも販売しています。

毎週水曜は、生保レディの著者・忍足みかん氏が自ら手売りもしているので、よかったら遊びに来てください。

営業時間は、カレンダーをご確認ください。

古書みつけ営業カレンダー

お知らせ

お知らせ一覧