❇︎出版のこと❇︎
出版には、ざっくり分けて、「自費出版」と「商業出版」があり、さらにそれぞれをざっくり分けて2パターンの出版スタイルがあると勝手に解釈しています(※もちろん他にもあるけれど)。
私たちがどのスタイルを選択し、歩き出そうとしているかを綴ってみます。
自費出版A
・自費出版(著者・制作者が自ら本[同人誌やZINE]をつくるスタイル)
①制作や印刷経費などすべて制作者が負担。
②読者に直接届けるため売り上げはすべて制作者へ。
③販売機会が限られるため発行部数も限られる。
④が、めっちゃファンがいたらめっちゃ儲かる。
自費出版B
・自費出版(自費での出版が可能な出版社に依頼するスタイル)
①出版社に様々な費用を支払う。
② つくりたい本を編集者のサポートのもとつくれる。
③書店へも展開できるが書店員には敬遠されがち。
④とはいえベストセラーになることもある。
商業出版A
・商業出版(出版社に企画を通すスタイル)
①費用はすべて出版社もち。
②原稿料や印税なども頂ける。
③全国書店にて販売できる。
④SNSのフォロワー数など、出版社が売れると判断できる材料がないと出版は至。商業出版を目指す出版コンサル会社などもある。
商業出版B
・商業出版(自ら出版社になるスタイル)
①すべての費用は自社負担。
②取次(※出版社と書店をつなぐ流通業者)との間に口座を開設。
③ざっくり売り上げの半分くらいがざっくり発売の半年後くらいに精算される。
④重版かからないと制作費の回収は至難。
私たちが選んだのは……
私たちは、この中から、自らが出版社になるスタイルを選択しました。商業出版Bですね。
そんな私たちが、まず最初に考えたのは、「取次」をどうするか? ということ。
要は、全国の書店につくった本を届けてくれる仲介業者ということになるのですが、ひとり出版社など、小さな出版社が大手取次との契約を結ぶのはなかなかどうして難しいという現実があるのです。
では、小さな出版社である古書みつけが、どんな道を歩むことを決めたのか? そのお話は、次回綴らせて頂きます。
「気がつけば生保レディで地獄みた。」
2022年2月22日より募集を開始した、「古書みつけ(気がつけば○○)ノンフィクション賞」の第1回目の受賞作の出版が決定いたしました。
タイトルは、「気がつけば生保レディで地獄みた。」、発売日は2023年4月28日(金)となります。