第3回「気がつけば○○ノンフィクション賞」/原稿募集(締切:2024年12月31日)
古書みつけがおくる文学賞、「気がつけば○○」ノンフィクション賞の第2回公募は、残念ながら「受賞作なし」とさせていただきました。その経緯などは、以下の記事にて公開していますので、ご参照ください。
今回は「受賞作なし」だったのですが、第1回目の募集時にご応募いただいた中から、これまでに3作品が書籍化され、「気がつけば○○」シリーズとして全国書店やネット書店で販売中です。
ひとり出版社である古書みつけとしては、今後も引き続いての出版活動をしていきたいと考えており、「気がつけば○○」の第4弾となるべき作品との出会いを模索したいと思っています。
そこで、第2回公募の最終選考に残った作品の講評発表も終えたこのタイミングで、第3回公募の告知へと進まさせていただきます。
もちろん、今回も募集する原稿のお題は、「気がつけば○○」
そして、前回、前々回同様に、受賞作は、必ずや書籍化(商業出版)することをお約束いたします。
東京の下町の小さな古本屋がおくる出版プロジェクト、私たちと共に「作家デビュー」を目指してみませんか?
あなたの作品が本がなる。
応募要項
- 応募は「isepub[アットマーク]ise-book.biz」宛に下記の内容をお送りください。
- 応募作品は未発表の作品に限る。(同人雑誌、ネット上で発表した作品、他の新人賞に応募した作品は対象外とする)
- 文字数は400字詰原稿用紙換算で、200枚から350枚程度に。(ちなみに第1回受賞作となった「気がつけば生保レディで地獄みた。」は350枚くらいのボリュームです)
- 原稿はA4判、縦書き、1行30字×40行程度に。
- 原稿の一枚目に、本名、筆名、生年月日、メールアドレス、職業、略歴を記載。
- 締め切りは、2024年12月31日(火)。
- 受賞作の発表は、2025年3月31日(月)予定。(※受賞者にのみ事前に連絡をします)。
※応募原稿の返却はいたしませんので、ご了承ください。
「古書みつけ」って何?
東京都台東区浅草橋(※地名は柳橋)にある古本屋さんで、ときどき出版社としても機能します。
シリーズ創刊第1弾「気がつけば生保レディで地獄みた。」を筆頭に、第2弾「気がつけば認知症介護の沼にいた。」、第3弾「気がけば40年間無職だった。」の3冊ともに、当店でも販売しています。
公募に挑戦してみようかなとお考えの方は、ぜひ、店頭で本書をお買い求めいただき、受賞作がどんなものなのか研究してみてもらえるとうれしいです。※遠方の方は、お近くの書店や、Amazonなどのネット書店でお求めください。
なんで古本屋がノンフィクション賞を?
生保レディの物語は、じつは大手メディアでは取り上げられにくい題材でした。
これは言わずもがな、保険会社は様々なメディアのスポンサーであることが多いためでもあり、本書内でも描かれていますが、取材していただいたテレビ局の報道がお蔵入りしたという事実からもわかります。※さらには、生保レディ発売直後から、新聞社にも取材をしていただいているのですが、いまだに記事化されていないという現実があります。
スポンサー無き小さな出版社だからこそできること……。
それが、声なき声に耳を澄ます、マイノリティノンフィクションだと考え、このようなシリーズを創刊いたしました。
以下、古書みつけが出版する理由など、詳しく綴っておりますので、ご一読いただけると幸いです。
応募作品のタイトルは『気がつけば○○。』
当シリーズは、『気がつけば○○。』というタイトルの作品を引き続き出版していく予定です。
そのため、皆さんがご応募していただく作品のタイトルも『気がつけば○○。』の形式に則ってください。
応募作品の内容は、作者自身が経験した実話に限ります。
文章のスタイルは物語でもエッセイでも構いません。
例:『気がつけばマグロ漁船に乗っていた。』『気がつけば生活保護で生きてきた。』『気がつけば自己破産して死にかけた。』『気がつけば娘がヤンキーになっていた。』『気がつけば反社な世界に堕ちていた。』『気がつけばスクールカースト最下位だった。』『気がつけばドヤ街の顔になっていた。』『気がつけば事故物件に住んでいた。』『気がつけばAV女優になっていた。』など。
そして、そもそもの「気がつけば○○」シリーズのルーツとなった『気がつけば警備員になっていた。』(笠倉出版社)は、現在、映像化プロジェクトが進行しています。※これは、第1回、第2回時にも公言していましたので、「本当かよ!」というツッコミがありそうですが(笑)、映画プロジェクトは数年かかることはザラにあるため、まぎれもない事実ではあります。
「気がつけば生保レディで地獄みた。」も当然ですが、以降の「気がつけば○○シリーズ」も、映像化を視野に入れた出版を目指していきます。ちなみに、映像化の前のコミカライズという話ももちろん水面下で動いており、今年中にはうれしいご報告ができる可能性が高まってきています。
受賞したらどんなメリットが!?
・商業出版して作家デビューできる
(自費出版ではないので、お金は一切必要ありません。むしろ印税が支払われます)
・小さな出版社だからこそできる丁寧なプロモーション
(古書みつけや、オーナーである伊勢のSNSなどから、「気がつけば○○」シリーズのプロモーション活動をご覧ください)
・ご希望とあれば古書みつけの日替わり店長もできる
(これまで発売してきた3冊の著者、忍足みかん、畑江ちか子、難波ふみの3人は、プロモーション活動の一環として、当店にて日替わり店主をやっております。月に1~2回程度。店頭に立つ日はみつけカレンダーにてご確認ください)
こんな人に応募してほしい!
- 作家になりたい、本を出したい
- 大手出版社の新人賞はハードルが高すぎる
- noteなどのウェブに連載しても芽が出ない
- 自費出版はちょっと違う……
- 創作は難しくても、実話なら書けるかも
- 仕事や生活で苦しい思いをしたことがある(それを伝えたい)
- 一般にあまり知られていない仕事をしていた(それを伝えたい)
- 声なき声を発信したい
最終審査員決定!
第一次選考は出版社である私たちがおこない、1~4作品を最終選考へと進まさせていただき、その後は、最終審査員の方々に最終ことになっています。
今回の前回同様の御三方のご協力が決定しておりますので、こちらも告知させていただきます。
漫画家・倉田真由美(だめんず・うぉ~か~、凶母、お尻ふきます!!など)
脚本家・加藤正人(凪待ち、クライマーズハイ、碁盤斬りなど)
著述家・本橋信宏(全裸監督、僕とジャニーズ、上野アンダーグラウンドなど)
漫画家、脚本家、著述家と肩書の異なる方に参加していただいているのには理由があり、まずはノンフィクションであることから、ノンフィクションのプロフェッショナルである本橋先生に、コミカライズや映画化を目指す作品でもあるため、漫画家の視点で倉田先生、脚本家としての視点で加藤先生にお読みいただき、総合的に判断して受賞作を決めていきたいという思いがあるからです。
各界のプロフェッショナルから、本としてだけでなく、さまざまな広がりをもてるという可能性を感じられた作品を世におくりだせたらと考えています。
前回の公募含めてすべてを知るためのページへ!
ということで、まずはこれまでの様子を把握するのがベストだと思います。
「気がつけば生保レディで地獄みた。」のランディングページには、本の内容だけでなく、第1回「気がつけば○○ノンフィクション賞」の様子をプレイバックできるように、関連記事を一覧化させておりますので、こちらからさらなる詳細をご確認ください。
たくさんのご応募お待ちしております!
繰り返しになりますが、最後に、もう一度、募集要項を掲載しておきます。
- 応募は「isepub[アットマーク]ise-book.biz」宛に下記の内容をお送りください。
- 応募作品は未発表の作品に限る。(同人雑誌、ネット上で発表した作品、他の新人賞に応募した作品は対象外とする)
- 文字数は400字詰原稿用紙換算で、200枚から350枚程度に。(ちなみに第1回受賞作となった「気がつけば生保レディで地獄みた。」は350枚くらいのボリュームです)
- 原稿はA4判、縦書き、1行30字×40行程度に。
- 原稿の一枚目に、本名、筆名、生年月日、メールアドレス、職業、略歴を記載。
- 締め切りは、2024年12月31日(火)。
- 受賞作の発表は、2025年3月31日(月)予定。(※受賞者にのみ事前に連絡をします)。
※応募原稿の返却はいたしませんので、ご了承ください。
たくさんの「気がつけば○○。」との出会いを楽しみにしています!