❇︎第2弾の校正❇︎
ホームページのブログ、しばらく更新していませんでしたが、引き続き「気がつけば生保レディで地獄みた。」の販促活動にも精を出しつつ、現在は、気がつけば○○シリーズ待望の第2弾を制作中です。
改めてランディングページをつくりますが、本日は校正のお話をサラッと……。
すでに「X(※旧Twitter)」では発信していますが、第2弾のタイトルは、
「気がつけば認知症介護の沼にいた。」になります。
前作と同じ、信頼できる校正者さんにお願いして、今作もしっかりと読み込んでいただきましたが、彼女からの言葉や、著者との校正のやりとりなど、ランディングページの前にちょっとだけお話させていただきます。
第2弾「気がつけば認知症介護の沼にいた。」
今回の作品は、実は、第1回の公募の際に最終選考にも残ってはいなかった作品です。
ただ、テーマがとてもよく、編集者であり、ひとり出版社の私の心にグサリと突き刺さるものがありまして、書籍化を目指してさらなるブラッシュアップをはからないかと御相談し、何度もやりとりを重ねてここまで至ることができました。
なので、実際問題、本作の原稿は、実は、著者と私以外はまだ誰も読んでいないのです。
だからこそ、本当に最初の読者でもある校正者から、どんな感想をいただくのか、ある意味、心配・不安でいっぱいな気持ちでおくりだしていたりもしたのです。
著者とふたり、いったいどんな感想が戻ってくるのか、そもそも感想を引き出すこともできなかったらどうしよう、など、ソワソワしながら待っていたのですが、思いもよらぬご感想をいただくことができました。
前へ前へ出る方ではないので、ここでは直筆のお手紙のなかから、簡単に抜粋。
読んだご感想は……。
・著者の人柄が伝わる優しい文章
・推し活ヲトメという介護本にはないテイスト
・読み手の年齢層を問わない多くの人に届く内容
という、うれしいコメントを頂戴したのです。
「笑ったり泣いたりしながらの校正作業になりました」とも。
これは、もう、自信をもって送り出すしかありません。
ということで、そんな校正者からの赤入れ校正紙と、著者からの赤入れ校正紙を交互に読み解きながら、1枚の校正紙に私の赤字と共に統一させていく作業を実施いたしました。
校正は著者、編集者、校正者の間でかわされる文通
というと、ステキな響きに聴こえますが、間違いなく修正しなければならない文字には「赤字」で、著者や編集者の判断にゆだねる項目にかんしては「鉛筆字」で記載してくれまして、その「鉛筆字」に、様々なご指摘やご感想などを記載してもらえるので、あながち〝文通〟という表現も間違っていなかったりすると思っています。
そのご指摘を著者とともに咀嚼して、どんな修正を施すか、そして直したものをもう一度読んでいただくことで、私たちからの手紙のお返事となるのです。なので、やっぱり、文通的なものはあるのかなー。
ということで、本日、入稿前の校正が終了したのですが、校正者の方から、ちょうどさらにうれしいメールが届いたので、簡単にご紹介させてください。
「このご本はとくに、親御さんなどを預けている娘さんや息子さんなどに読んでほしいなぁ〜と思いました。
親戚が今、ホームにいてお世話になっているので、改めてスタッフの方々のご苦労に思いが至りました。
伊勢さんが畑江さんのご本を世に出す意味はとても大きいと思います。
自信をもってくださいね!
この畑江さんの作品を選んだ目は確かです。
そして、ひとりの優秀な書き手のデビューのお手伝いができて
ありがたいと思っています。」
なんてうれしき!
このたびも素晴らしい校正を本当にありがとうございました!
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