❇︎発売開始❇︎
企画立ち上げから約1年半。
「気がつけば生保レディで地獄みた。」
いよいよ本日、発売開始となります。
ゲラを読んだいただいた方々からのコメント
発売日ということで、すでにゲラを読んでいただいている方々のコメントをご紹介いたします。
じつは、発売前にゲラが読めるネットギャリーというサービスがあり、そこでそこそこ読まれていたそうでして、なかにはレビューもちょこちょこありました。どれも嬉しいお言葉だったので、一部抜粋してみました。
ちなみに、伊勢のつながりで、現在外資系の保険会社で働く、超ウルトラスーパー生保レディさんがおりまして、彼女にゲラを読んでもらったところ、面白いお話をたくさん聞けたのでそちらもご紹介させていただきます。
「これは決して暴露本ではなくて、角度を変えて読めば、正しい保険の知識を学ぶきっかけになり得る本だと思います」
お会いしたときに最初に言われたのが意外なお言葉。
本書の冒頭にもあるのですが、保険が生まれた国イギリスでは、生命保険のことを“ラストラブレター”と呼ぶこともあるほど、海外では生命保険が大切なものとしてとらえられています。
では、なぜ日本では、“保険屋”が毛嫌いされているのか?
皆さんも、保険の営業と聞くと、生理的に受け付けなかったり、斜に構えて臨んだりしていませんか?
そう、日本での「保険屋ヤバい」のイメージは、国際的な視点でみると、だいぶおかしな文化といえるものになっているのだそうです。それらの意識を変えるべく、彼女たちは日夜、保険の概念を考え直してもらえるよう、新たな生保レディに指導をしたり、これまで何も考えずに保険に加入していた人たちに再考してもらえるように働きかけていたりします。
印象的だったのが、我々の多くが社会人になると、「保険? あぁ、なんとなく入っておかなきゃなー」くらいのノリで、職場のつながりや親族のつながりのみで加入することが多いということ。かくゆう、私もそのクチで、個人の保険は父親経由、会社の保険は元ボス経由で加入しています。
しかも、加入時の説明を聞くのも、手続きするのも億劫になるほどで、「適当にやっておいて」くらいで済ませてしまいがちです。
ここが、すでに国内保険と外資系との違いでもあるようで、そういった本書に登場する“ヤバい”エピソードを、ひとつひとつ細かく分析、解説していただき、編集した人間としても目から鱗なお話の数々に、改めてこの本を楽しめ直せるという驚きの展開となったのです。
「え、てことは、これはどういうことなんですか? こんなことありえるんですか?」などなど、彼女のトーク力も抜群なので、ついついいろいろな質問を投げかけてしまいました。
本書を片手にこの解説を聞くのはめちゃくちゃ面白いなと感じたので、現在、彼女と発売イベント講演を企画中です。
最後に、
「この国では、銀行、金融、生保は大手メディア的にはだいぶタブーですよ」
ともご指摘されたのですが、本書のなかでも、生保業界のブラックっぷりを告訴しようとテレビ局の取材を受けるも上からの圧力によりお蔵入りというエピソードが出てきます。
そうなんです、実はそもそもこの本自体、民放では扱ってもらえない可能性は高く、大手メディアでプロモーションをかけられないというなかなか歯がゆい状況でもあったりします。
とはいえ、だからこそ……。
スポンサー無き小さな出版社だからこそ、できる表現のカタチが本書なのだととらえることもできるのです。
社会的に陽の目を見ない、弱きひとたちの声なき声に耳を澄ませる、が、テーマのマイノリティノンフィクションシリーズの記念すべき第1弾である「気がつけば生保レディで地獄みた。」
気がつけば本日発売です。
追伸、まだまだ認知度の低い本のため、書店にまかれている部数は限りなく少なめです。もしも、本屋さんで見かけましたら、お買い求め頂けたら、さらなる注文につながるのでとてつもなく嬉しいです。そして、もちろんAmazonでのご購入も喜びです。ついでにいうと、古書みつけにご来店いただきお求めいただけると、ご挨拶もできる上に利益率も高いので(笑)、超絶感謝です。
毎週水曜は、著者が店頭にて自ら売り子となって降臨します。
その際は、手書きのサイン色紙もプレゼントさせていただきます。
何卒宜しくお願い致します!
「気がつけば生保レディで地獄みた。」
2022年2月22日より募集を開始した、「古書みつけ(気がつけば○○)ノンフィクション賞」の第1回目の受賞作「気がつけば生保レディで地獄みた。」は、2023年4月28日(金)発売です。